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キネティック・チェーン

 関節には動く順番があり、例えば立った姿勢で足を持ち上げる時や手をあげる時には、筋肉にも動く順番が存在。ここがずれると筋肉の動きや働きにエラーが。
 小学生の高学年ぐらいから中学生ぐらいに起こりやすいオスグッド・シュラッテル病。膝下の膨隆部分に腫れや痛みが現れやすく、成長期に多いが、キネティック・チェーンから考えると圧倒的に股関節から膝周辺の関節や筋肉の動く順番に崩れ(エラー)が見られることが多い。もちろん“スポーツを行う”ための跳ぶ・走る動作の中で、キネティック・チェーンとしての見当を立てるわけだが。
 同じく50年以上の日常生活の中で、柔軟性・筋力、そして同一の動作が長年にわたり続くことでキネティック・チェーンにエラーが生じ始め、起こり始める腰や膝の痛みも同じく。
 筋肉は必ず骨と骨に付着しているため、動く順番が狂い始めると骨膜が引っ張られ始め、その結果よく耳にする「○○の変形」。あたかも痛みの“原因”のように思われがちだが、キネティック・チェーンを考えるにあたっては、“結果”かも?!

by kishida-golgi | 2019-06-19 05:00

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