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老化は脚から

老化は脚から_a0099285_15445114.jpg よく「老化は脚から」と言われます。これは上半身より下半身の筋肉の方が衰えやすいため。そのため私たちの行っている体操教室でも、下半身の筋力トレーニングは欠かすことのできないものです。
 脚の筋肉が衰えると、運動量が減少し、心配機能の低下や動脈硬化の進行を招き、全身が急速に老化していきます。いつまでも若々しくいるためには、脚の筋肉を鍛え、筋力の低下を防ぐことが重要です。

 特に女性は、そもそも筋肉を鍛えるのが苦手です。そのため中高年以降は、膝に痛みを訴える方が急増します。膝が痛む原因はさまざまですが、大半は「変形性膝関節症」という病気によるものです。これはやはり女性に多く、50歳以上の女性では約75%を占めるという調査報告もあります。実に4人に3人が変形性膝関節症からくる痛みに悩まされているのです。

 変形性膝関節症とは、長年膝関節に余分な負担がかかり続けることで、炎症が起こり、膝が痛む病気です。そもそも膝とは、主に太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(けい骨)のつなぎ目の部分です。骨の先端には関節軟骨があり、関節内は関節液で満たされています。軟骨は弾力があり、硬い骨同士が直接ぶつからず、滑らかに動くようにクッションの役割をしています。

 立ったり座ったり、歩いたりすると、膝には大きな負担がかかります。負担が大きくなりすぎると、関節軟骨同士がこすれ、はがれやすくなります。はがれた軟骨のかけらは関節内を刺激して炎症をひき起こし、痛みが生じるのです。よく「骨がぶつかって膝が痛む」と言う方もいらっしゃいますが、痛むのは軟骨ではありません。軟骨には血管も神経もないため、痛みを感じることはないのです。

 さて、この痛みは、実は予防できるものです。変形性膝関節症を予防して、いつまでも若々しくいるためにどうしたらよいのでしょうか?また次回にお伝えします。


                              寺峰 千子
by kishida-golgi | 2010-01-25 15:46

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