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岸田整骨院

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睡眠とケガ

 捻挫や骨折、肉離れなど急性のケガの初期段階の患者さんとは、ほとんど毎日のように顔を合わせます。その期間中、「あ、体調が悪そうだな」「なんかおかしいな」と感じさせるサインを見つけることがあります。

 その中のひとつ、「睡眠不足」のサイン。患者さんの体に触れることで察することができるサインです。 特に子どもさんの場合、発育に睡眠が重要な位置づけという事もあり、睡眠不足はケガの回復にも大きな影響を及ぼします。小学生ですと遅くとも夜9~10時には寝るのがベスト。なぜなら、成長ホルモンが分泌されるのは、夜の10~2時までがピーク。ただしその間にしっかり眠っていないと、分泌量が変わってくるからです。現代の生活では、子どもと言えども塾や習い事に追われて睡眠が不足しがちです。せめてケガをしている時くらいは、体を充分に休ませてあげてください。

 睡眠中に脳(脳下垂体)から大量に分泌される成長ホルモンは、大人の場合は疲労回復や細胞損傷の修復に、子どもの場合はさらに身体の発育に重要な役割を果たしています。「寝る子は育つ」ということわざがありますが、こうした裏付けがあります。 「寝る子は治る」と付け足しておきたいくらいです。

                                寺峰 千子
by kishida-golgi | 2009-04-08 11:07

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