2011年 02月 14日
介護による腰痛
介護には腰に負担のかかる動作が多く、腰の痛みを訴える介護者はとても多いようです。当院でも介護で親御さんを抱え上げる時に腰を痛め、結果腰椎を圧迫骨折したという例もあります。
余分な負担をかけないようにするには、力任せではなく「てこの原理」を利用し、体全体を使うようにすることです。例えば、ベット上で高齢者の体を手前に引き寄せる場合。高齢者の体の下に腕を深く差し入れ、自分のひざをベットの端につけます。ひざでベットを押しながら、その反動で自分の上体を後ろに引くようにすると、腰に負担が極力少なく高齢者を引き寄せることが出来ます。
また、抱え上げたり移動させたりするときは、以下のように工夫しましょう。
①できるだけ高齢者に体を近づける。②足の幅を大きくして安定した姿勢を取る。③中腰はやめ、ひざを曲げて重心を低くする。④一気に動かそうとせず、何回かに分ける。
疲労が出来るだけたまらないように、普段から腰周りの筋肉のストレッチを行うことも大切です。仰向けに寝てひざを抱え腰の筋肉を伸ばす体操や、仰向けのまま一方のひざを立てて、体の反対側にゆっくり倒す体操を入浴後や寝る前などに毎日行いましょう。
寺峰 千子
余分な負担をかけないようにするには、力任せではなく「てこの原理」を利用し、体全体を使うようにすることです。例えば、ベット上で高齢者の体を手前に引き寄せる場合。高齢者の体の下に腕を深く差し入れ、自分のひざをベットの端につけます。ひざでベットを押しながら、その反動で自分の上体を後ろに引くようにすると、腰に負担が極力少なく高齢者を引き寄せることが出来ます。
また、抱え上げたり移動させたりするときは、以下のように工夫しましょう。
①できるだけ高齢者に体を近づける。②足の幅を大きくして安定した姿勢を取る。③中腰はやめ、ひざを曲げて重心を低くする。④一気に動かそうとせず、何回かに分ける。
疲労が出来るだけたまらないように、普段から腰周りの筋肉のストレッチを行うことも大切です。仰向けに寝てひざを抱え腰の筋肉を伸ばす体操や、仰向けのまま一方のひざを立てて、体の反対側にゆっくり倒す体操を入浴後や寝る前などに毎日行いましょう。
寺峰 千子
by kishida-golgi
| 2011-02-14 17:44